例えばカスタードクリームを作ると、たくさんの卵白が余ってしまいます。カレッジでは実習のときはいつも大量に作るので、余る卵白も半端なくて、捨てなきゃいけないときは本当に卵に申し訳ない気持ちでした。なので、家で作るときには、いかに捨てずに使いきるかが私の一番の考えるポイントです。(つまり、卵黄のみを使うものを作ったら、同日または翌日に卵白のみ使うものを作ります。大変です。結構、メンドクサイです。)
ラング・ド・シャはクッキーです。ウィキペディアによると
フランス語で「猫の舌」の意味で、猫の舌の形をしていることからそう呼ばれる。
室温で柔らかくして練ったバターと同量の砂糖を合わせ、それに小麦粉、卵白、バニラエッセンスを加えて生地を作り、薄く細長い棒状にオーブンで焼き上げる。軽く、口の中で溶けるような食感が特徴。
北海道の有名なお菓子『白い恋人』もラング・ド・シャにホワイトチョコレートを挟んだものだそうです。なんとなく出来上がりの味が想像できますか?
手順はこんな感じです。
- オーブンを予熱します。
- 材料を計量し、順番に混ぜていきます。
- 天板に均等に乗せて焼きます。
- 冷めたら完成です。
こう書くと、簡単そうな感じしませんか? 🙂
ちなみに写真はプレーンと抹茶味です。ナッツアレルギーの友人へプレゼントするのに作りました。パクパクパクっといけます。
卵白消費できるお助けレシピ、ラング・ド・シャ
材料:
バター | 150g | |
卵白 | 150g | |
砂糖 | 150g | |
薄力粉 | 150g | |
バニラエッセンス | 小1 |
分量のこと:お気づきですか?バニラエッセンス以外の分量は全て同じなんです。ということは、卵白が一つ余ったときでも、わざわざ150g用意しなくて大丈夫なんです。そのときある卵白に合わせて、他の材料も計ればいいんです。すごい画期的なレシピだと思いませんか?(笑)
味付けのこと:もし抹茶やココアの味をつけたいときは、混ぜ合わせたときに適当に好みの色になるまで加えていきます。イブちゃんが抹茶大好きで、なるべく濃いめに作るのですが、そのときはこのレシピの半分量にだいたい大さじ1入れたと思います。抹茶によって色の出具合が違うのもあるのでお好みで~と言いたくなっちゃうのですが、様子を見ながら、小さじ1ずつ入れていくと良いと思います。生地は練らないに越したことはありませんが、様子を見ながら加えていっても、サクサクに焼きあがりました。
作り方
1. オーブンを170℃に設定して余熱を入れます。バターを室温に戻しておきます。
2. 残りの材料も全て計量します。薄力粉は振るっておきます。
3. バターをクリーム状になるまで、ハンドミキサーで混ぜます。
4. 砂糖を加えて、さらに白っぽいクリーム状になるまでハンドミキサーで混ぜます。
5. 卵白を数回に分けて入れ、その都度ハンドミキサーで混ぜていきます。
6. バニラエッセンスを入れ、薄力粉も加えて、切るようにしてサックリとヘラを使って混ぜます。
7. パイピングバッグに入れて、均等の大きさに天板に乗せていきます。焼くと広がるので、生地と生地の間は離してください。また、パイピングバッグが無いときは、スプーンですくって落としていくのでも大丈夫です。上から軽く押して、平らにしておくといいと思います。
8. 170℃で15分焼いて、5分ほどそのままオーブンに放置します。
焼きあがった後もオーブンに放置することで、サクサクに!
スポンジケーキなどは型を通して焼き過ぎにならないように、すぐに型から取り出して、クーラーで冷ますことが多いですが、このクッキーに関しては15分経ったら、オーブンのスイッチを切り、そのまま放置してサクサクにします。