ロシア人の男性について、思うこと

ロシア人の夫のイブちゃんと知り合ってから、約8年が経ちました。

付き合い始めてから、やっぱり日本人ともカナダ人ともちょっと違うロシア人の傾向というのがあるなぁと感じていたので、今回はロシア人男性の特徴について、私の独断と偏見でもってまとめてみたいと思います。

あくまでこれは、ロシア人の夫と義理の父、彼の親戚と彼の友人…という、かなり限られた人たちから感じた統計です。
「偏った情報だよね~」と思いながら、お楽しみください♪

目次

独断と偏見によるロシア人男性の特徴

人の話を聞いてない?

これは国民性というより、性格なような気もしますが…。

自分から質問しておきながら、私の返事に耳を傾けていないように感じます。

例えば、外食先を決めるとき。
夫のイブちゃんが「何食べたい?」と聞くので、私はいつものように「中華かコリアンが食べたいな♪」と返事をすると、彼はちょっと沈黙してから仕切りなおし、また「何が食べたい?」と同じ質問をしてくるんです。

彼の中では中華やコリアン料理の気分ではなくて、きっと何か別の食べたい物が既にあったりするんですよね(だいたい、Shawarmaなのだけど。)

なので、一応「じゃ、メキシカンは?」みたいに彼の好きそうなものを提案したりもするのですが、私の答えとは関係なく車を運転し、結局は自分の食べたいところに到着してます。

だったら「何が食べたい?」と聞かなきゃいいのにねっ

と、心の中でツッコミたくなります。。。

怠け者?

彼らを見ていると、日本人と比べてロシア人てずいぶんとノンビリだなぁと思うときがあります。

イブちゃんは小さな会社を経営しているのですが、納期に間に合わなくて、週末も会社でちょっと仕事を済ませたりしています。一緒に働いているもう一人のロシア人も休日出勤しているそうで、本当に忙しいのかもしれませんが、話を聞いていると要領悪いようにしか思えなくて・・・。

というのも、たまに用事があって会社にお邪魔すると、仕事の合間にだいたいネットサーフィンしてるか、シューティングゲームしていることがよくあるのです。

だから、「怠け者なの?」なんて思ってしまうのかもしれません。

しかも、会社のホームページには『9時から18時まで営業』と載せているのに、夫が会社に着くのは11時前後。同僚くんは13時過ぎに出社してくるのだそうです。お客さんが10時前に来ることがマレだからできることなのですが、もし二人がきちんと定時に出社し、時間内に終わるよう集中して仕事をしたら週末出勤する必要は無いんじゃない?って言いたくなります。。。

そういえば、娘がお世話になってるロシア人の経営してる幼稚園は
「9時以降に来てくださいね!先生たちは9時頃に来るので、それより早く来られても開いてないです」
というユニークなルール。
9時半とかに遅れても全然OKなので、親の立場からすると助かってたりもします。。

実はもう一つ、エピソードがあるんです。

オタワにロシアの大使館があるのですが、イブちゃんが更新申請したパスポートができあがるのに、2カ月もかかっているんです!(日本の領事館は1週間で新しいのを渡してくれます。)

12月の初旬にトロントにあるロシア領事館に出向いて申請し、途中クリスマス休暇が入ったとしても三週間とか普通は休まないと思うんですよね。実際、多くのカナダの会社は12/24から26くらいまで休みになり、12/31と1/1が休みというのが多いし、長くても12/24-1/1とかなんです。

でも、ロシアの宗教上の『クリスマス』が1/7なこともあり、どうもロシア大使館は1/7以降もお休みだったみたいで。。。

1月末にやっと郵送で届いたときは、二人ともパスポートのことをすっかり忘れていました!

イブちゃんも「ロシア人は怠け者だから・・・」と言ってるので、本当にそうなんだと思います。。。

忍耐強い

これはシベリア地方出身のロシア人の特徴らしいのですが、シベリア出身の人はロシア人の中でも特に忍耐強いと(冗談で?)言われているそうです。あまりにすごい寒さでも、バスが来なければ一時間でもジッと外で待っていたりするので、雪や寒さで忍耐力が鍛えられるのだそうです。(そんなバカな、と笑っちゃいましたが、夫と同じ地方出身の子も同じことを言っていました!夫

彼らは「あの冬に比べれば、これくらいまだマシ!」という風に自分をなだめているのだとか。

ちなみにイブちゃんの故郷ノボシビルスクの気候は、5月から春になり(最高気温12度、最低気温3度くらい)、10月には冬が始まる感じ(最高気温5度、最低気温-3度くらい)です。

トロントも寒いけれど、ロシアの方がもっと寒い!
12月・1月は最高気温-15度、最低気温-25度くらいと調べたら出ていましたが、これを調べた今日の最高気温は-25度、最低気温は-34度でした。たまたま他の日よりちょっと(だいぶ?)寒い日だったようだけど・・・
こんな中で、時間通りに来ないバスを待っていたら、やっぱり忍耐強くなるわ、と改めて納得しました。

これはイメージです

ということで、夫はものすごく忍耐強いです。
忍耐強いというか、粘り強いというか、諦めが悪いというか(笑)

例えば、アラフォーになってスノボーを今から新しく体験をするつもりはなくて、私はノラリクラリとかわしていたのですが、彼は粘り強く私を誘い続け、こちらが折れて2018年行ってきました。そして、2023年の春にセールになったスノーボードを購入しました(もちろん夫も娘もマイスノーボードを持っています)

残念ながら、今年はものすごい暖冬であまり雪が降らず滑りに行けませんでしたが、彼の夢である「毎年家族でスノボーをチョイチョイ滑りに行く」というのを叶えることになりそうです。

私、40代後半で世にいうアラフィフなのに。これからスノボーをマスターするのかという…練習中の怪我を想像し、今から戦々恐々としてます。次の冬までに身体を柔らかく&鍛えないと、ホントすごいことになるかも。。。

ポジティブな傾向がある?

義理の父も夫も、日本でよく言われる『無宗教』な人たちです。一応、ロシア大正教のクリスチャンで、赤ちゃんの頃に慣習として洗礼は受けているそうですが、別に教会に通わないし、食事の前にお祈りもしない、そんな感じです。

でも、流産しているかもしれないとなったときや、以前勤めていた職場に監査が入って、お給料がきちんと支払われるのか悩んだときなど、私がネガティブモードに入って落ち込むと、二人は「ネガティブなことを考えるとそれを現実に呼び込んで、本当に起きてしまう。難しくても、ポジティブに考えてごらん。絶対に大丈夫だから。なんとかなるから(神様がなんとかしてくれるから)」って教えてくれるんです。

聞いていて、引き寄せの法則みたいな、スピリチュアル的な考えに近いものを感じました。

どちらかというと、彼らが根っからのポジティブというより、幸運を呼び寄せるために、そう考えるようにしているのかなと思っています。

よく笑う・・・かな?

大統領のプーチンさんもそうですが、ロシア人って、笑わない、いかついイメージがありますよね。

こういう、いつもクールなイメージ


ロシア人は初対面の人には笑顔を見せないようです。

夫曰く、「歯を見せて笑うなんて、バカっぽく見えるから、特に写真では絶対に笑わない!」とのこと。おかげでしかめっ面な顔した夫と歯を見せて笑う私の写真がたくさんあります。

そうか、私はバカっぽく見えていいのか・・・

でも、この笑顔を見せないって、あまりよく知らない人(心をまだ開いていない相手)に対してのことだと思うんですよね。


ロシア人は警戒心が強いというか・・・初対面の人には不愛想な感じがしますが、友人の紹介とかで知り合ってしまうと、とてもフレンドリーです。

付き合っていた頃は澄ました顔して微笑んでる感じでしたが、今は子どものように満面の笑顔を(家にいる間だけ)見せてくれます。心開きまくりでまるでワンコのようです。

ときどき尻尾を振って喜んでいる絵が見えます

約束はいつもザックリと?

イブちゃんも彼の友人も、時間通りに集まることはまず無いです。

さすがに彼の友達の結婚式には遅れないように家を出ましたが、よく30分以上遅れて待ち合わせに向かうときがあります。話を聞くと、そもそも時間を決めて待ち合わせるというより、着いたら相手に連絡する、みたいなかなり曖昧な約束をしているからのようです。

予定は未定。
だからお友達が家に招待してくれるのも、突然なことがよくあります。(当日だったり。前日の夜だったり。)

何か手土産をせっかくなら作りたいって思うと、突然に決まる予定は、私にはなかなかもどかしくて、ときにはストレスにもなります・・・。

レディーファースト・エスコートが当たり前

これは文化の違いですね。

付き合い始めの頃は車のドアまで開け閉めしてくれて、もう恥ずかしいくらい至れり尽くせりでした。ただ、元来マメでない夫と、そういうのを気にしない私なので、結構早い段階でドアの開け閉めはやらなくなりましたね(笑)

ただ、お店やレストランのドアの開け閉めは必ず彼がやってくれます。日本と違い、自動ドアがほとんどなく、ドアそのものが重いので、私にはなかなか大変なのもあって、彼のエスコートに感謝です。

あとは「買い物袋など重いものは男が全て持つ」とか、「階段の上り下りは女性が先」というのを教育されているのかな?と感じました。

イブちゃんだけでなく、彼の伯父さんも私に対して先に行くよう接してくれるんです。他には雪道は滑りやすいので、腕を組んで一緒に歩いてくれました・・・夫ではなく、彼の伯父さんが!(笑)

日本だったらセクハラって言われそうだなとちょっと驚きましたが、本人は私を心配してくれてエスコートを申し出てくれたので、お言葉に甘えて腕を組んで歩きました♪

プレゼント魔

夫はいつも、私が何か商品を見ていると「欲しいの?買ってあげる」と言って気軽に買ってくれたり、特別な日でないのに会社帰りにバラの花束を買ってきてくれたりします。

ところが、私の両親が基本的に誕生日かクリスマスにしかプレゼントは買わないという方針だったせいもあると思うのですが、特別な理由もなくプレゼントをくれることに、なんだかものすごく恐縮しちゃうんですよね・・・。

しまいには「何かやましいことがあるんじゃないか・・・」と疑ったりして(笑)
本人曰く、「何か、買いたくなった気持ちになった」そうです。

思い返せば、前日ちょっとした喧嘩をしていたかも?

ロシア人だからなのか、わからないのですが、彼はプレゼント魔です♡

これはイメージです

ボディタッチ、スキンシップが多い。

ロシア人は、会うとハグ+ホッペにキスの挨拶が普通のようです(もちろん男性同士は握手のみ)。

たぶん習慣の違いであって、日本人の私にとってはボディ・タッチやスキンシップがどうも多く感じるのかなと思いました。

若いうちに結婚する。そして離婚をするを繰り返す。

離婚を何度もするというのが『ロシア人男性の特徴』に入るのか、謎ですが・・・。

イブちゃんは結婚に対し、もともと「結婚する必要性がわからない」と豪語していたくらいなので、離婚歴はありませんでした。

ですが、ロシア人の女友達より聞いたところ、多くのロシア人は20歳とか若いうちに勢いで結婚し、離婚し、また結婚したけどやっぱり上手くいかず離婚し、これで最後にしたいねと思って再婚して・・・離婚するかも?っていうくらい、何度も結婚と離婚を繰り返すのだそうです。

夫のご両親は、彼が14歳前後で離婚したそうで、お義父さんはその後2回再婚したけど離婚し、現在独身に至ります。

イブちゃんの友達は3回くらい結婚し、たしか2回目に結婚した元奥さんに高額な慰謝料の請求を受けて、支払うことができず、現金でお給料をもらえるようなところを転々としているそうです。

振り込みだと税金がかかり、そこから足がつき…裁判所により強制的に稼いだお金が元奥さんの支払いに回されるようになっているのだとか。カナダって、すごいですよね。

そして、「ロシア人は何度も結婚と離婚を繰り返すからイブちゃんも案外そうかもよ~」と教えてくれた例のロシア人の女友達も、結婚生活7年後に離婚してしまいました。

でも、よく考えてみたら、日本もロシアほどでないとしても離婚はそう珍しくなくなってきていますよね。

そう思うと・・・ロシア人は日本人よりちょっと熱しやすくて冷めやすいところがあるというか、情熱的なところがあると言えるのかもしれませんね。

これはイメージです

最後に

こんな感じで、ロシア人は、やはり日本人ともカナダ人とも、似ているところもあれば違うところもあるなぁって感じです。イブちゃんと付き合うまでは、ロシア人=なんか怖いってイメージだったのですが、信頼関係を築けたら素の部分が見えて面白いって思っています。

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