【レシピ】栄養バツグン!子どもも喜ぶウクライナのビーツのスープ『ボルシチ』

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生のビーツは固くて切りにくいから使うのが億劫。
ビーツって、そもそも日本でよく見かける野菜じゃないから、どうやって調理したらいいかわからなくて買う気になれない。
ビーツは、「食べる輸血」「スーパーフード」なんて話題の野菜で実は気になってたけど、どうやって食べていいかわからない…。

調理の仕方がわからないから、つい買うのを避けてしまう。
こんな風に思っている方へ、今回は生のビーツを使った、世界三大スープのひとつであるウクライナのスープ『ボルシチ』のレシピを紹介します。

もうかれこれ10年ほど前ですが、トロントにあるカレッジにてBakingとCookingを勉強し、料理ではフレンチのやり方をベースに基礎をしっかり学びました。
ちょっと古い知識かもですが、お役に立てたら嬉しいです。

目次

【レシピ】栄養バツグン!子どもも喜ぶウクライナのビーツスープ『ボルシチ』

ボルシチを見たことがありますか?

赤くて、味の想像がつかなくて、なんだかちょっと怖い…。
そんな感想を抱く人もいるかもしれません。

でも、ちょっと待って下さい!
ぜひ一度作ってみていただきたいです。

『ボルシチ』の味はビーツを始め、野菜の甘さが引き出されていて、
味付けの塩コショウを薄めにしたら、乳幼児でも喜んで食べられます。

ビーツだけでなく、たくさんの栄養を一度に摂れるスープは、子どもに食べさせるのにすごく重宝です。
スープは材料を切って、煮込むだけなので、キッチンに立つ時間が短ければ調理の時間が長くてもOKな在宅で仕事をしてる方に、特にお勧めです。

ウクライナ料理『ボルシチ』の材料

まずは材料から。

◎材料

ビーツ 3個
ニンジン 1個
玉ねぎ1個
キャベツ 1/8玉
じゃがいも 2個
ニンニク 1片
牛肉 250g
ビーフブイヨン 固形1個(なくてもOK!)
ローリエ 1-2枚
水 適当
塩 適当
コショウ 適当

※仕上がりに、お好みでサワークリームを乗せます

ウクライナ料理『ボルシチ』の作り方

  1. ビーツと人参をすりおろす。キャベツ・玉ねぎ・じゃがいもは好みの大きさで切る。肉も必要あれば、一口サイズに切っておく。ニンニクはみじん切りしておく。
  2. 肉を軽く炒めて取り分ける。表面にちょっと焦げ目がついていれば、完全に火が通らなくても大丈夫!
  3. 玉ねぎがクタっとなるまで炒める。ビーツ・人参・ニンニクを加えて炒める。そこに、じゃがいもとキャベツ、お肉を加えて軽く炒める。
  4. 水とコンソメ、ローリエを加える。水は材料が全て隠れるかどうかくらいのヒタヒタな感じ。
  5. 牛肉を使う場合は、二時間近く弱火で煮込む。(これくらい時間をかけるとホロホロになります)
    最初、沸騰したときはアクを取る。そのあとは、ときどき混ぜて、底が焦げないようにする。
  6. ※鶏肉や牛ひき肉なら1時間くらい、豚肉なら1.5時間を目安に煮込む。
  7. 塩・こしょうを加えて味を調える。

トータルの料理時間はかかるけれど、煮込み始めれば放置していられるし、たくさん作って翌々日のランチまで使えるので、スープは私のお助け料理です!!

・ニンニクは一番最初に炒め始めると、途中でかなり焦げてしまうので、炒めてる途中で入れるのがおススメです。

・にんじんとビーツはすりおろす時間が無ければ、一口サイズに切って炒めるのでもOKです!

プロの作る『ボルシチ』の作り方はこちら

今回紹介した作り方は、同居してるロシア人の夫の義理の父から「材料はこんな感じ~」というのを聞いて作ったものなので、たぶん家庭料理な味だと思います。

なので、プロが作ったどんな感じかというのも合わせて紹介しますね。
私の作り方よりちょっと手間がかかりますが(田部さんはプロなので当たり前か・笑)
その分もっと美味しいと思います。ぜひ!

ビーツだけじゃない!野菜のうま味と栄養たっぷりのボルシチ

お砂糖無しでも甘みを感じるスープのボルシチですが、味はコーンのような甘みが出た感じです。
だから、小さい子どもでも喜んで食べてくれるのが嬉しいところ♪
色んな種類の野菜とタンパク質(肉)を自らパクパク食べてくれるので、
「これ一品食べてくれれば、とりあえず栄養バランスは大丈夫だろう」
って気分にさせてくれます(笑)

ちなみにビーツにどんな栄養の効能があるのか興味が出たので、徹底的に調べてみました。
結構な長文大作ですが、もしよろしければ、こちらもどうぞ。
(簡単にですが、3つほどレシピを載せています。)

最後に、マメ知識を書かせてください。

じっくり炒めることが甘みを出す秘訣♪

ビーツはもちろん、にんじんや玉ねぎも、まずは弱火でじっくり炒めると、甘みが増します。

軽く焦げ色が付くまで炒めると、素材にコクが出るんです。
しっかり野菜炒めをすると、ちょっと甘く感じませんか?あれです、あれ。

特に玉ねぎは、カレッジでの料理の実習のとき、
シェフ(先生)が「玉ねぎは弱火でじっくり炒めることが甘さが増す。私は今回、そこもチェックして点数をつけるので、しっかりと炒めなさい」としつこく言っていたのを
今でも覚えています。

理由を改めて調べたところ、熱を通すことで玉ねぎに含まれる硫黄化合物が分解し、辛みの成分が消えて甘味成分が残るからとのこと。

だから、オニオンスープは甘みを感じられるのかもしれませんね。

ビーツはおしっこにも赤い色が出ます!

ビーツの赤は強烈です。
トマトを入れなくてもスープの色はきれいな赤色になります。
ビーツを触った手はしばらく赤く染まります。
そして食べた後は、おしっこも薄っすらとピンク色になります。

毎回それを忘れて、ボルシチを食べたあとのおトイレでは、一瞬「血尿っ!?」と驚く私・・・。

色が付くのは自然のことです。
ボルシチを食べた後のおトイレで赤くなってても病気じゃないので、心配しないでくださいね!

世界三大スープのひとつ、ウクライナのボルシチ

ウィキペディアによると、世界三大スープとは、ウクライナのボルシチ、中国のフカヒレスープ、タイのトムヤムクン、南フランスのブイヤベースだそうです。

って、トータル四つあるじゃん!とツッコミたくなりますが…。

世界三大スープといっても、世界には、他にもオニオンスープ、コンソメスープ、ガスパチョ、お味噌汁…たくさんの美味しいスープがあります。

そして、名前の無い…冷蔵庫にある野菜などを入れたシチューや鍋もあったりして、
バリエーションには事欠きませんよね♪

「栄養バランスが取れた食事を、手早く作ることができたらいいのにナー。」

そう悩まれてる方!
一品でさまざまな栄養素が摂れる「具だくさんスープ」が、夕食作りのストレスを減らせると思いますヨ!

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