癒着胎盤で手術しました③~退院後編~

退院時とその後のことについて今回は書いていきます。

 

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痛み止めの薬が赤ちゃんの身体に影響を与える?

朝一で鉄分の点滴をされ、その後看護師さんと一緒に病棟を歩いてフラツキが無いことを確認し、ついでに鉄分点滴後の血液検査の結果も確認して、退院OKとなりました。夫のイブちゃんが10時頃には様子を見に来てくれて、11時過ぎには退院して家へ帰りました。(入院したのが23時とかだから、24時間すら経たずに退院!さすがカナダ!!)

ちなみにカナダは国が全額医療費を負担してくれるので、入院しても特に支払いは無しなんです。なので、看護師さんに「じゃ、ホントに帰っていいのね?」と確認し、薬の処方箋をもらって病室を去りました。出産して帰るときもそうだったけど、なんか不思議な感じです。(ちなみに薬は全額自己負担。これが、地味に痛いんです・・・。)


ところで、薬は痛み止め処方されたのですが、なんとこれがモルヒネ。
痛い時に飲む用に処方された強い薬で、それ以外に授乳していても飲める市販の痛み止めの薬、タイレノールを自分で買って飲むように言われてました。(指定された市販の薬を購入するよう医師から指示があるのは、こちらではよくあることです。)

で、このモルヒネ、医師の間でも授乳中に飲むのは赤ちゃんに影響があるとかないとか、賛否両論なクスリなんです。
病棟担当の先生は「僕は勧めない。赤ちゃんに影響が無いという保障が無いから」と言っていたけれど、私の産婦人科の先生は「それは頭の固い、古いタイプの先生のいうことよ!実際、問題無いってエビデンスも今はあるのよ。大丈夫!」と笑ってました。


家に帰ってから、飲みました。その日帰ってすぐと、寝る前に。

必ずしもこの薬のせいとは言い切れませんが、赤ちゃんに影響があったと私は思ってます。
どんな影響かというと、髪の毛がとても抜けやすくなり、一度、かなり髪の毛が全体的に薄くなったんです!

可哀相に。。生まれた頃は結構フサフサだったのに。。。ちなみに生え変わったら、髪の毛の質も柔らかいくせ毛に変わりました。そして再びフサフサになったと感じたのは、4か月後くらいかな。

 

赤ちゃんの身体に痛み止めの薬が影響を与えたかどうかを証明することはできないけれど、私が動けるようになるまで、ずいぶんと我慢させてしまったし、入院中は初めて離れて夜を過ごしたので不安にさせたことと思います。
もしかしたら、そのストレスで髪の毛が抜けてしまったのかも??

娘ちゃんにその時どう思ってたのか聞きたくてもわからないので、真実は謎のままですね。

 

手術後翌日の退院はアリかナシか?

月曜日に23時頃に入院して、火曜日のお昼前には退院。
水曜日は、幸いなことに、車で2時間程の距離に住む姉が、たまたま仕事が休みだったので助けに来てくれました。

退院後、何が辛かったかというと、お腹に力を入れたり立ち上がったりするとき。
身体に力が入らないので、赤ちゃんをオムツ交換などで抱き上げるのに不安があったことです。そして赤ちゃんの足がちょうど傷口のあたりに当たるので、ケリケリされると傷口が開くんじゃないかとドキドキしたことですね。(そんな簡単に傷口が開くとも思えないのですが・・・)

しばらくは貧血気味だったので、鶏レバーのペーストを買ってパンに塗って食べたり、ほうれん草のお浸しや胡麻和えを作って食べたりしてました。あとは、夫のイブちゃんが嬉々としてステーキ肉を買ってくるので、普段はあんまり好きじゃなくて作らないけど、しばらくは週一くらいで食べてました。

でも、誰かに頼って生活するのも不便で、一週間くらいで力仕事以外のことは休みながらも自分でやるようになり、二週間後くらいには、そんな生活にも慣れて、通常の生活に戻っていました。


そこで、このタイトルの術後翌日の退院がアリかナシかについてですが。

誰かの助けを借りられて、赤ちゃんの面倒をみる必要が無い状況ならアリなんじゃないかなと思ってます。赤ちゃんがいるのに入院しなくちゃいけないって状況だと、周囲の人が赤ちゃんのお世話をしたりとなかなか大変だと思うんです。でも、赤ちゃんのお世話は誰かがサポートしてくれるのであれば、患者本人は家でやれることはやりつつ、ゆっくりと身体を休ませることができるので、病院にいるよりほどよくリハビリを兼ねて動くことができて、治りが早いんじゃないかなと思います。(いずれにせよ、赤ちゃんの世話は誰かが代わりに見なくちゃいけないですし。)

 

キサが私を守ってくれたのかも?

実は退院して一番に驚いたのが、飼い猫のキサの左目が結膜炎みたいに半分閉じてることでした。前日まで全くそんな様子が無かったのに。。。

何かの記事で、「飼い猫が自分の身体を犠牲にして飼い主の命を救った」なんて読んだことがあったけれど、こんなに大変な手術で子宮を失うことも無く、命を失うことも無く、無事に退院できたのはキサのおかげなのかもしれないと思うときがあります。

ちなみにキサの目は一週間ほどで自然に治りました。

私が入院した日は、イブちゃんも娘ちゃんも夜中まで帰ってこなかったし、そのせいで義理のお父さんも落ち着かなかったようなので、そんな環境の変化を感じて、旅行の不在とは違う何かがあったんだとキサは理解して心配したのかなと思ってます。(命を助けてくれた云々は置いておいて、多分環境の変化でストレスを感じたのが原因かなと考えてます。でも、日本へ3週間ほど里帰りしたときはこういう症状が起きたことは今まで一度も無かったので、やっぱり私を助けてくれたのかもしれません)

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