【レシピ】シナモンが薄っすら香るドライフルーツ入りちぎりパン

友人お手製のドライフルーツのラム酒漬けをいただいたので、何か作りたくてウズウズしていて、最初に思いついたのがレーズンパンならぬドライフルーツパンでした。ちなみに彼女が入れたのは、プルーンとアプリコットとイチヂク。歯ごたえが程よくあって、美味しいです♪


手順はこんな感じです。

  1. 材料を計量し、合わせて捏ねていきます。
  2. 1時間以上、一次発酵します。
  3. 分割して、ベンチタイム5分。
  4. 型に入れて、二次発酵45分から様子を見ていきます。
  5. 180℃に余熱しておいたオーブンで、15分焼きます。

こう書くと、簡単そうな感じしませんか?

時間は焼き終わるまでに二時間以上かかる計算ですが。

実際のところ、スタンドミキサーなどの捏ねる機械が無ければ、一番大変なのは捏ねるところです。そこを乗り切れば、あとは時間はかかるけれど、他のことをしながら時々パンの様子をチェックすればいいので、そんなにパン作りって大変なものではないんです。


目次

シナモンが薄っすら香るドライフルーツ入りちぎりパン

材料:

強力粉 250g
ハチミツ 45g
シナモン 小さじ1
3g
25g
牛乳 125g  人肌に温めておきます
インスタントドライイースト 3g
バター 62.5g  室温に戻しておきます
ラム酒漬けドライフルーツ 50g

強力粉のこと:粉物は多少アレンジができます。250gの粉のうち、例えば50gを米粉にしたり(今回、この配合でした)。または50gを全粒粉にしたり。もしくは50gを薄力粉にして、少し軽めな歯触りのパンにもできます。ちなみに米粉が入ると、気持ちモチっとした食感になったように感じました˘⌣˘♡

ドライフルーツのこと:今回のはラム酒漬けされていたものなので、ドライフルーツは水分を吸っていて、そのまま混ぜると生地に馴染みにくく、機械で混ぜるとツルツル滑ります。キッチンペーパーで水気をギュッギュッと吸い取ってから混ぜることをお勧めします。その上で、計量した250gののうちの一部をこのドライフルーツにまぶすのも手です。

作り方

1. 材料をきちんと計量します。(パンはだいたい~で作ると失敗することがあります。きちんと計量することをお勧めします)牛乳は電子レンジで15秒くらいで温めてみて、指を入れてみて冷たければ、もう5秒温めてみてください。逆に温めすぎて熱いときは、指を入れて「温かい」と思うくらいまで冷めるのを待つか、冷たい牛乳を少し加えて温度を調整してから計量しなおしてください。

2. バターとドライフルーツ以外の計量した材料を一つのボウルに入れて、混ぜていきます。生地がまとまり、少し弾力がついてきたらバターを小さめにちぎって入れて、さらに捏ねていきます。

3. 指で押してみて、戻ってくるほどの弾力が出てきたら、ドライフルーツを加えてさらに捏ねます。全体にドライフルーツが行きわたったら、ボールのように丸めなおしてボウルに入れ、よく絞った濡れ布巾を上から被せるようにして一次発酵します(生地には触れないようにしてください)。電子レンジに発酵機能があればそれで1時間に設定し、時間が経ったら様子を見ます。発酵機能を持つ機械が無ければ、温かいところに置くか、オーブンがあればスイッチを入れて10を数えるくらいに軽く温めて、スイッチを切ってからほんのり温かいオーブンの中で発酵させます。

4. 一次発酵完了の見極めは、指で軽く押しても『芯』を感じないこと。軽く押して、その先がまだ少し硬い気がするようなら、さらに15分ほど発酵します。

5. 一次発酵完了した生地をボウルから取り出して、必要な数だけ分割します。今回は8つのボールを作りベンチタイムを5分取りました。乾燥しないように、濡れ布巾を生地の上にかぶせておきます。

6. 成形します。分割した生地を丸めなおし。クッキングシートを敷いた型に並べて入れていきます。濡れ布巾をまた乗せて、二次発酵を45分くらいします。

7. 45分経ったところで生地の様子をチェックします。ソッと触れて、『芯』を感じなければ焼きます。180℃に余熱しておいたオーブンで15分焼きます。表面の色がまだ薄い茶色ならもう少しオーブンに入れて焼きましょう。

*オーブンにはそれぞれ癖があるので、火が強い傾向にある場合は、15分待たずに、少し早めに焼き具合をチェックしてください。

8. 焼きあがったら、火傷しないように気を付けて型から取り出し、クーラーに置いて冷まします。

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フワフワのパンは発酵の時間をしっかり取るのがポイント

ハードタイプのパンも好きですが、フワフワなパンも好きです。そして、フワフワなパンの方が作りやすい気がします。日本で、某クッキングスクールでパンのインストラクターをするために、会社から帰ってから毎晩パンを作り続けたことがあるのですが、そのとき思ったのは粉の配合によってフワフワなパンに多少変えられるけど、大事なのは発酵時間ということでした。クッキングスクールでは授業の時間が限られているので発酵に十分時間がかけられませんが(その分レシピが早く仕上がるように計算して作られています)、家でやる分には誰にも迷惑がかからないのだから、ぜひぜひじっくりそのパンの生地の様子に合わせて発酵時間を延ばしていただきたいです。レシピはレシピ。その時の温度や湿気、そして計量の正確さや捏ね具合によって、毎回同じ物を作れる訳ではないのがパン作りの面白いところです。ブログ上でうまく伝えられないのですが・・・パン作りは奥が深くて面白いですヨ!

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